ゲームのヴァレ

ゲームが生きがいのひとり言。

足りないもの

ゲームは好きだが一向に上達しない。向上心は間違いなくあるのだが、なかなかかけた時間と努力と成果が釣り合ってくれないのだ。

 

「年のせいかな〜」なんてかなり都合のいい言い訳が頭の中にちらほらちらついている。

 

元々スタンダードなターン制RPGが得意のゲームだった。得意というより、世代的にそれが当たり前だったので、展開の速い現代のゲームにいささか戸惑っている。

 

ただでさえ、ついていけないのに、さらにココに厄介なのが、アクションゲームの「レベル」である。「レベルってターン制RPGの特権じゃないんですか(怒)」と半ば怒り状態になりながらも、楽しく辛い戦いが続いている。

 

レトロ(という言い方は余り好きじゃない)ゲームの代表システムである「レベル」は本当に良く出来ていて、今更ながら感心してしまう。

 

ゲームは基本的に時間がかかってしまうもの。2〜3分で終わるコンテンツではない。しかしよく見てみると、「同じ行動を繰り返し」行う。

モンスターが襲ってきた→たたかう→勝つ。が主軸。コレを中心に物語は進んでいく。

ただこの「繰り返す」事を飽きさせないアイデアが豊富に用意されているので、結果的に時間をかけても苦にならない。代表的なものとして、「レベル上げ」だろう。ステータスアップによる恩恵は計り知れないので「レベルさえ」高ければ、最終的には『なんとかなってしまう』

 

なので、自分はせっせと序盤でコツコツモンスターを倒し少ない経験値で果てしない次のレベルを目指して戦いに明け暮れているので、さながら弱い者イジメをしているタチの悪い冒険者だと、周辺のモンスター達には噂されているに違いない。

 

しかし「アクションゲーム」の「レベル」は少し意味が変わってくる。位の高いモンスターへの「挑戦権」みたいなものなので、自分が得意としていた「淡々と狩るレベル上げ」が通用しないのだ。淡々と狩った所で旨味がない。サッサと進めばいいのかと言うと、全くその通りにはいかない。アクションゲームは苦手だからモンスターの動きについていけないのだ。悔しい限りだけど。

 

年老いた眼と反射神経では何も捉える事が出来ないが、それでも這いつくばりながらも、何とかやっていけているのは開発者の方々の慈悲である。感謝感謝。

 

 

何事にも言える事なのだろうが「かけた時間は裏切らない」という事だろう。物欲にとらわれ、なんとかやり過ごす戦いでは、自分自身のレベルが上がるわけがない。そんな事では、そもそもゲームが楽しいわけがない。自身の「ゲームを楽しむレベル」は相当高いとは言えると思うが、「同じ動作を何回も繰り返していくうちに上達していく」感覚は、黙々としたレベル上げでは実感しにくい。あんなにやられまくっていた弱層冒険者が、颯爽と敵をバッサバッサとなぎ倒せた時なんか嬉しくて泣きそうになるくらいだ。

 

「時間と回数」と言う、どんな事にも通用しそうな、上達への真骨頂をアクションゲームに教えられた。