ゲームのヴァレ

ゲームが生きがいのひとり言。

歴史の中で埋もれていくもの

朝からやばい暑さ…こんな時期に来年オリンピックとかやるなんて絶対に選手や観客に死傷者出るやろ…選手、観客の皆々様、本当にお気をつけてくださいね。

 

なんとなく仕事中に聞こえてくる自分の唯一の世間との関わりであるラジオでも、オリンピックの話題がチラホラ出始めてもう一年切ったんだぁ…へーほー、、、くらいにしか感じませんので心底ひと事であります。

 

そんなマスコミ群はつゆ知らず、あいも変わらず毎日毎日ファイアーエムブレムに明け暮れています。気がついたらプレイ時間が25時間。発売1週間でコレですから、結構なハマり具合ですね。本当、こんな楽しいゲームを出して頂いてありがとうございます。

 

皆さんはどの学級にしました?自分は発売前は赤い学級一択だと心に決めておりました。エーデルガルトが可愛い。しかしいざその選択を迫られると、どれも魅力的で中々選べない。赤が魔導って書いてあって意外に接近戦じゃない、逆に青は接近戦主体、黄は弓で遠距離イケる。うーんこの時点で赤と黄色は苦労しそうだ…

 

 

エーデルガルトには申し訳ないが、1週目は王道っぽい青にして、この風花雪月のクセを掴んでからにしようと、いかにもな王子とその家臣一行に挨拶して参りました。

 

まぁよくいる一匹オオカミの彼以外、中々好青年の集まりで、青にして良かった。イングリットもキレイで学級のマドンナ的ポジションか。メルセデスはみんなを優しく包み込むふんわり女子で、ドゥドゥーは見た目通りで身体張ってもらうかと色々楽しくなる何十年ぶりかの「学校」という暮らしを満喫できそうだと妄想しておりました。この時点では…。

 

イングリットを狙いに定め、彼女を依怙贔屓する悪徳教師とは裏腹に、少しずつここの皆さんが抱える問題が明らかになっていき、それぞれの覚悟と葛藤に悩まされて姿いくに、そんな裏ゴコロは見事に玉砕する事になりました。

 

重いなぁ…。意外に、重いなぁ…。美形王子が王国の復興のためにバッサバッサ敵をなぎ倒していく「王道」を期待していたのですが、意外にもヘビーな展開で、面食らってしまいました。

 

しかし「歴史」とは史実が全てという訳ではないのですね。そこにどんな意図があったか、またそれを取り巻く人々の思いや心情は決して良いものだけではない。戦争には人権だのなんだのは一切関係ない。情け容赦なく、人を斬り殺していく。同じ仲間だからと、両手離しで歓迎している訳ではないというのをまざまざと見せつけて頂けました。

 

そしてドゥドゥーの様な扱いをされて生きていく人達も必ず現実にいて、そんな事が実際あったというのも、そんな遠い昔の出来事ではないと言う事も忘れてはいけないのでしょう。また人間はコレを繰り返すのでしょうね。僕らはどこに向かおうとしているのでしょうか…。

 

そしてドゥドゥー、幸せになっておくれよ。